バタリアン 作品紹介・感想 すこーしネタバレ
有名なようでマイナーなホラー映画「バタリアン」。
当時は俺様気質の横暴なオバサンの事を「オバタリアン」と呼ぶなど一世を風靡(?)した作品。
キャスト
クルー・ギャラガー/バート
ジェームズ・カレン/フランク
ドン・カルファ/アーニー
トム・マシューズ/フレディ
ジョン・フィルビン/チャック
ジュエル・シェパード/ケーシー
ミゲル・A・ヌネス・ジュニア/スパイダー
ブライアン・ペック/スクーズ
リネア・クイグリー/トラッシュ
マーク・ヴェンチュリニ/スーサイド
アラン・トラウトマン/タールマン
チェリー・デイヴィス/オバンバの声
監督 ダン・オバノン
脚本/ダン・オバノン
あらすじ
医療会社で働くフレディは先輩のフランクに誘われ、地下室のゾンビを見に行く事に。
死体をゾンビ化する薬物兵器と共に保管されてるゾンビの入ったカプセルを、フランクが不用意に叩いてしまった事で薬物「トライオキシン245」が漏れ出し、生身で薬品を浴びた二人はその場で倒れてしまう。
登場人物紹介
タールマン
軍事施設に送られるはずが、手違いで医療会社に送られてしまったバタリアン。
全身が黒くドロドロと溶けた見た目からそう呼ばれてる・・・んだと思う。
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残り2体ですよ!!笑
オバンバ
捕まえられて情報を引き出されるオバサン?のバタリアン。
下半身は無く、飛び出た背骨を尻尾のようにくねらせるキュートなヤツ。
ハーゲンタフ
薬品を浴びた「新鮮な死体」がなったバタリアン。
ハンマーピックで後頭部を刺されても首を切り落としても死なない。
それを見たフランクが「ハゲのタフ野郎だ」と言った事によりバートにより「そうさ、ハーゲンタフさ」と言われ命名された。
バート
医療会社の社長。
ハーゲンタフの命名者。
フランク
製薬会社の社員でフレディの先輩。
コイツが全部悪い。
フレディ
医療会社の新入社員。
多分主人公??
アーニー
葬儀屋でバートの旧友。
完全に巻き込まれ事故の被害者。
この人のせいでコメディ感が倍増してる気がする。
ティーナ
フレディのガールフレンド。
何故かタールマンの名前を知っていた。
というか名付けた??
ケーシー
赤髪のクレイジーガール。
作中ほぼすっぽんぽん。
スーサイド
パンクなロック男。
タールマンに頭をガジガジされるもあっさり見捨てられるかわいそうなヤツ。
チャック/スクーズ/トラッシュ
フレディのお友達。
鑑賞理由
友人がタールマンのフィギュアが欲しい!って商品ページ送って来て盛り上がり、久しぶりに観たいなぁ・・・と思ったため。
感想
いまさら感想もなにも無い気もするけどw
そうね、当時の作品としてはかなり奇をてらった作品やなぁと思う。
ゾンビなんか鈍重で手を伸ばしてゆっくり迫ってくる。
現実に居たら、冷静に対処すればまず負ける要素ゼロやろ。
弱点は頭であり、潰さなくとも弾丸を一発撃てば倒せるレベル。
それに対してバタリアンは走る、喋る、賢い、頭潰そうがバラバラにしようが死なない。
焼けば煙に薬品が混ざり、雨と共に薬品が降り注ぎ、墓地の死体が全てバタリアンと化す。
ゾンビどころかどんなクリーチャーより恐ろしく、手の施しようが無い。
これだけ聞けば半端なく恐ろしいホラー映画やけど、おバカなキャラクター性のせいでホラーコメディとなっている名作(迷作)。
面白いけどそこはやはり「ゾンビ」映画。
グロ要素はてんこ盛りやから注意。
登場から最後まで9割すっぽんぽんの女性キャラおるけど、セクシーさを期待しちゃダメ。
映画公開日は1985年8月16日。
当時子供やったから、それは恐ろしくてトイレ行くのすら怖くなるほどw
今観たら全く怖ないけど🤣
作中に「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の単語が出てくるんやけど、これはジョージ・A・ロメロの超有名なゾンビ映画。
なんと監督ダン・オバノンはこの作品の権利を買い、オマージュ作品として「バタリアン」を作ってるのは驚き!
冒頭の「この話は実話である」ってセリフから映画が始まるんやけど、これは「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」での話の事。
ゾンビが蔓延したのは軍が作った薬品「トライオキシン245」が事故で漏れ出したからという設定になっている。
今回「バタリアン」では漏れ出すどころの騒ぎじゃなくなってかなりヤバい事態になるんやけど、2,リターンズ、4、5と続くからどうなっていくのか楽しみでもあるなぁ。
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の続編と言っても過言では無い「バタリアン」。
グロ耐性があるならぜひ観てみてや~✨
予備知識
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」観とけばさらに楽しめるかなぁ。
色んな矛盾が解決するかも・・・?
ぶっちゃけ「バタリアン」だけでもなんも問題無し。
前作
ある意味「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
次作
関連作
「バタリアン2」
「バタリアンリターンズ」
「バタリアン4」
「バタリアン5」