トリコンの獄レビュー

映画や漫画、ゲームなでのレビューや考察を「観たままの感覚」で書いていきます!

デモンズ 作品紹介・感想 ネタバレ少し有り

1985年公開のイタリア製ホラー映画。

古いがゆえの粗さはあるものの、展開の斬新さや特殊メイクの多用には目を見張るものがある。

 

 

 

 

キャスト

ナターシャ・ホーヴェイ/シェリ

パオロ・コッツォ/キャシー

ミケーレ・ソアビ/仮面の男

ウルバノ・バルベリーニ/ジョージ

カール・ジニー/ケン

ゲレッタ・ジャンカルロ/ローズマリー

ファビオラ・トレード/カルメン

グイド・バルディ/トミー

 

監督 ランベルト・バーヴァ

脚本 ダリオ・アルジェント

   ランベルト・バーヴァ

   フランコフェリーニ

 

あらすじ

大学生のシェリルは友人のキャシーとの待ち合わせに地下鉄で向かっていた。

地下鉄内で何とも言えない不穏な空気を感じていると、顔の半分を鉄の仮面が埋まった様な奇妙な男から映画のチケットを渡される。

キャシーの分ももらい、一緒に映画館へと向かう。

ロビーには不気味な鉄仮面が飾ってあり、それをふざけてかぶった黒人女性のローズマリーは顔を傷付けてしまう。

映画にも同じ鉄仮面が出て来て、それをかぶった男が「デモンズ」という異形になり人を襲う内容だった。

それと同時に顔を傷付けたローズマリーにも変化が起こり始め・・・。

 

登場人物紹介

シェリ

本編の主人公格の女子大学生。

 

キャシー

シェリルの友人。

 

仮面の男

地下鉄で映画のチケット配っている。

一切喋らない不気味な男。

 

ジョージ

劇場でシェリル達と出会い行動を共にする。

 

ケン

ジョージの友人。

 

ローズマリー

セレブ風な黒人女性。

調子に乗って鉄仮面で顔を傷付けてしまう。

 

カルメン

ローズマリーの友人。

 

トミー

ローズマリーの友人。

 

鑑賞理由

バタリアンと共にレトロ映画が観たくなったため

 

 

 

感想

正直な感想を言えば決して楽しいもんじゃない。

でもそれは「今」観たからの感想であり当時はかなり恐ろしく、その怖さは記憶には残ってた。

だからこそ久々に観て見たくなったんやけど。

 

斬新で面白いと思ったのは「ホラー映画を劇場で観る」とう展開。

これ、映画館で観てたら「映画を観ている映画を映画館で観ている」というなんとも説明し難い状況になるw

 

それと同時に作中の映画と同じ状況に陥り、デモンズに襲われても劇場に閉じ込められて脱出出来ないという内容は、劇場で観ている観客にも同じ恐怖を与えられる奇抜な発想だと思う。

 

・・・言うてて意味わからんくなってくるwww

 

当時の環境で映画館で観てこそ、最高の楽しみ方が出来た映画。

が、今現在で自宅で観るとなると楽しさは半減なんてもんじゃなく・・・。

コアな映画ファンの上級者向けのホラー映画って感じやな。

 

内容的にゾンビっぽい感じのクリーチャーが出て来るけど、どうやら設定の基盤はクトゥルフ神話らしく、それを踏まえて観ると「あ~、なるほどな」とは思える。

 

少しネタバレすると最初の「デモンズ」となるのは鉄仮面で顔を傷付けたローズマリー

「デモンズ」となったローズマリーが人を傷付けるとその人も「デモンズ」となる。

・・・ように見えてたけど、後半で傷付けられていない人も「デモンズ」となっているように感じて違和感があったんやけど・・・。

クトゥルフが元だと言うんなら、恐らく「デモンズ」になってるのは傷付けられたからではなく、SAN値が関係してるのかと思う。

SAN値=正気度やから正気を無くす=「デモンズ」となると考えると違和感は無くなる・・・かな?

TRPGでもSAN値が0になるのは死と同義な事から当たらずも遠からずやと思うけどな✨

 

設定を知って、推測をすると見え方が変わってくるのも映画の楽しみ方のひとつよね~。

 

「デモンズ2」ではどんな展開になるのか。

機会があれば観て見よう。

 

予備知識

クトゥルフ神話が基盤であるという事

TRPGの設定であるSAN値の意味

前作

無し

次作

デモンズ2

関連作

デモンズ3~6

日本が勝手に「デモンズ」と付けた全くの別物らしい。

 

 

 
調べて分かった値段にビックリwww
やっぱなんだかんだでレジェンド映画なんやなぁ。